家を売りに出したのに、問い合わせが来ない。担当者から「まだ反応がありません」と聞く日が続くと、「やっぱり値下げが必要なのかな」と気になりますよね。ただ、問い合わせがない理由は、価格だけとは限りません。写真や紹介文で、家の様子が十分に伝わっていないこともあります。まずは、買う人が見る募集ページと、これまでの販売状況を一緒に見直してみましょう。この記事では、新潟市ですでに家を売り出している方に向けて、値下げを決める前に見ておきたい5つのポイントと、担当者への聞き方をご紹介します。この記事の結論問い合わせが来ないときは、掲載状況・写真・紹介文・売却条件・似た物件の5つを見直してみましょう。足りない情報を補っても、条件の近い物件との価格差を説明しにくい場合は、値下げも選択肢になります。売却を急ぐ事情があるときは、確認と価格の相談を並行して進めることが大切です。まずは「どんな反応があったか」を聞いてみましょうまず担当者に、「この期間に、どんな反応がありましたか」と聞いてみてください。「反応が少ない」だけでは、ページ自体が見られていないのか、見られても問い合わせに進んでいないのかが分かりません。購入希望者からの連絡、ほかの不動産会社からの紹介についての確認、内覧の申込みを分けて聞くと、今の状況がつかみやすくなります。掲載サイトで閲覧数が分かるなら、同じ期間の問い合わせ件数と合わせて見てみましょう。ただし、サイトによって数え方が違うため、別のサイトの数字とそのまま比べることはできません。閲覧数が分からなくても大丈夫です。どこに、いつから掲載され、問い合わせがあったか。まずは分かることから確認していけば、次に聞きたいことが見えてきます。すでに内覧がある場合は、来た方の感想や、購入をためらった理由を聞く段階です。この記事では、その手前の「問い合わせが来ない」という悩みに絞ってお話しします。値下げ前に確認したい5つのこと次の5つは、担当者と話すときの確認メモとしても使えます。一度にすべてをやり直そうとしなくて大丈夫です。間違った情報があれば先に直し、それ以外は足りないところから相談していきましょう。1.掲載状況:買う人が探す場所に情報が出ているか最初に、今掲載されているページのURLを担当者にもらい、スマートフォンで開いてみましょう。「広告に出ています」と聞いていても、実際の見え方は一度見ておきたいところです。いつ掲載が始まったか、現在も公開されているか、物件の種類や所在地に間違いがないかを確認します。地域・価格・間取りなど、買う人が使いそうな条件で検索して、見つけられるかも見てみてください。不動産会社同士で売り物件の情報を共有する仕組みを「レインズ」といいます。一般の方が家を探す物件検索サイトとは別のものです。売却を手伝ってもらう不動産会社を1社に絞る「専任媒介」「専属専任媒介」の契約では、登録証明書にある情報を使って、売主用の画面で取引状況を確認できます。担当者に「登録証明書と、確認画面の見方を教えてもらえますか」と聞いてみましょう。詳しくは国土交通省の売主向けレインズ案内(PDF)(https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/content/001854004.pdf)をご確認ください。レインズに登録されていても、一般向けの広告が十分かどうかは別に確認しておきましょう。「今の掲載URLと、ほかの不動産会社から紹介してもらう方法を教えてもらえますか」と聞くと、販売の進め方を確認しやすくなります。近所に知られたくないなど、広告を控えたい事情がある方は、その希望も大切にしてください。広告の範囲を勝手に広げるのではなく、希望を守りながら、どんな紹介方法があるかを相談しましょう。2.写真:検討に必要な場所と状態が分かるか写真は、枚数が多ければよいというものではありません。「この家で暮らすとしたら」と考えたときに、知りたい場所が写っているかが大切です。外観、室内、玄関、水回り、駐車スペース、道路から敷地への入り方などを見てみましょう。暗くて様子が分からない写真や、同じ部屋ばかりの写真、今とは状態が違う古い写真が残っていないかも確認したいところです。例えば駐車スペースなら、車1台を近くから写した写真に加えて、出入口や車の配置が分かる写真もあると使い方をイメージしやすくなります。ただし、「この車が入る」と写真だけで判断するのは避け、寸法や現地で確かめる必要があります。広く見せるための過度な加工や、不具合を消す加工もしないようにしましょう。「この写真だけで、室内と車の出入りを判断できますか。足りない写真を撮り直せますか」と聞いてみてください。家財が多くても、まず撮影する場所だけ片付ける方法があります。すべて処分すると決める前に、相続した実家の片付けを売却前に進めるときの考え方(https://blog.niigatafudo3.com/column/inherited-home-cleanup-before-sale)も参考にしてみてください。3.紹介文:写真では分からない疑問に答えているか「おすすめ」「便利な立地」と書かれていても、それだけでは自分に合う家かどうか分かりにくいものです。間取りと部屋の使い方、これまでの修繕、使っている設備、引き渡せる時期など、分かっていることを具体的に伝えられると親切です。まだ分からないことは「確認中」としておきましょう。確認していないのに「問題なし」と書いてしまわないことが大切です。新潟市の戸建てなら、冬に車を出し入れできるか、敷地内に雪を置く場所があるかも、家によっては気になるところです。市の案内では、道路除雪後に自宅前へ残る雪の処理について市民の協力を求めています。「前面道路に除雪車が来るから、車庫の前も何もしなくてよい」とは限りません。新潟市の道路除雪に関するお願い(https://www.city.niigata.lg.jp/kurashi/doro/road/doroizikanri/jyosetsu/dorojosetsu-joho/josetu.html)も参考に、その家ではどうなるかを確かめておきましょう。担当者には、「買う方が気にしそうなことで、今の説明に足りないところはありますか」と聞いてみてください。長い紹介文にするより、その家を検討するときに迷いそうな点を補うことを意識します。もちろん、雨漏りなど分かっている不具合は、印象をよくするために隠してはいけません。4.売却条件:買う人の費用や手間が伝わっているか同じ価格の家でも、家財は誰が片付けるのか、修繕はどこまで済ませるのか、いつ引き渡せるのかによって、買う方の負担は変わります。「相談」や、修繕などをせず今の状態で引き渡す「現状渡し」という言葉だけでは、詳しい負担まで分からないこともあります。すでに決まっていること、相談できること、これから確認することを分けておくと、伝えやすくなります。例えば、引き渡し日は相談できるのに、募集ページでは決まった日しか選べないように見えていたら、書き方を変えられるかもしれません。一方、家財の撤去費用を誰が払うか決まっていなければ、先に担当者と確認しましょう。「現状渡し」と書いてあるから大丈夫、と考えるのも早計です。何を残し、引き渡し後はどのように対応するのか、契約上の扱いまで具体的に聞いておくと安心です。「価格以外で気になりそうな条件はありますか。相談できるところはありますか」と聞いてみましょう。解体や大きな修繕を提案されたら、すぐに決めず、まず見積もりと売り方の違いを比べてみてください。解体するか迷う場合は古い家を解体せずに売却する場合の考え方(https://blog.niigatafudo3.com/column/old-house-sell-without-demolition)で詳しくご紹介しています。5.似た物件と比べて、どこが違うか同じ新潟市内で、間取りも同じ。それでも、買う方から見た条件はかなり違うことがあります。担当者と一緒に、場所や価格帯が近く、同時に検討されそうな物件を選んでみましょう。築年数や広さに加え、建物の状態、道路、駐車条件、引き渡し条件も見ていきます。なお、売り出し中の価格は売主の希望する提示価格です。実際に取引された「成約価格」とは分けて比べてください。比較するときは、「物件のURLや資料」「確認した日」「自分の家より良い点」「必要になる費用や手間の違い」「価格差の理由」をメモしておくと便利です。同じ価格でも、修繕が必要な家と修繕済みの家では、買った後の負担が違います。こうした点も一緒に比べましょう。このメモは、考えを整理するための方法としてご紹介しているもので、公的な査定様式ではありません。「この価格だと、買う方はどの物件と比べますか。うちの家との違いはどこでしょうか」と聞いてみてください。情報を補っても価格差を説明しにくければ、値下げを考える理由になります。反対に、比べられる物件が少ないときは、急いで結論を出さず、まだ判断できない点を担当者と共有しておきましょう。見直した後は、直すところと次の相談日を決めましょうひと通り見直したら、「何を、誰が、いつまでに直すか」まで相談しておきましょう。掲載情報の間違いを直す、足りない写真を撮る、引き渡し条件を確認する、といった具体的な予定にすると進めやすくなります。変更前のページと変更日を残しておくと、あとで反応を振り返るときにも役立ちます。値下げの相談では、「いくら下げるか」に加え、その価格でどの物件と比較されるか、希望する時期までにどう進めるかも聞いてみてください。どの家にも共通する待ち期間や値下げ率はありません。急ぐ事情があれば確認と価格調整を並行し、時間に余裕があれば情報を直した後の反応も見ながら考えます。次に販売状況を振り返る日も決めておきましょう。なお、問い合わせが増えても、その変更だけが理由とは限りません。よくある質問自分で物件を検索しても出てきません。掲載されていないのでしょうか?検索条件や表示順によって、見つからないこともあります。まずは担当者に直接URLをもらい、公開されているか、どんな条件で登録されているかを確認してみましょう。自分の検索で出てこないだけで、未掲載とは限りません。閲覧数はあるのに問い合わせがゼロなら、価格が原因ですか?価格が理由とは言い切れません。写真や説明が足りなかったり、引き渡し条件が合わなかったりする可能性もあります。どの期間の数字か、どう数えているかも確かめながら、この記事の5項目を見直してみてください。写真を撮り直すために、リフォームまで必要ですか?必ずしも必要ではありません。写す範囲を片付ける、清掃する、明るい時間に撮るだけで改善できる部分もあります。大きな工事を決める前に、そのまま売る場合と工事する場合の費用や見込みを比べておきましょう。広告を増やすと近所に知られるのが心配です。その心配も、担当者に伝えて大丈夫です。出したくない情報や広告の範囲を伝え、どんな紹介方法があるか相談してみてください。情報を控えると買う方に届く範囲も変わるので、その点も聞いたうえで、納得できる方法を選びましょう。急いで売りたい場合も、5項目を全部直してから値下げすべきですか?全部を直し終えるまで待つ必要はありません。売却期限や資金の予定があるときは、大切な確認と価格の相談を並行して進めましょう。確認に時間をかけすぎて期限を逃さないよう、いつまでに何ができるかを担当者と決めておくことが大切です。「値下げするしかないのかな」と迷ったら、今の売り方を一緒に見直しましょう5つのポイントを見ても、「結局、うちの場合は何から直せばいいのだろう」と迷うことはあると思います。掲載内容と似た物件を比べ、価格の問題なのか、伝え方や条件の問題なのかを整理するのは、簡単ではありません。にいがた不動産売却の駆け込み寺は、株式会社新潟リアルティが運営する、売主様・所有者様のための相談窓口です。掲載ページや担当者からの報告を一緒に見ながら、先に確認したいこと、見直せるところ、価格を相談する理由を整理します。他の不動産会社に売却を依頼している方のご相談や、査定比較もサポートしています。ご相談の際は、掲載ページのURLと、売り出してからの期間、いつごろまでに売りたいかを、分かる範囲でお知らせください。「今の提案に少し迷っている」という段階で大丈夫です。ご本人の了承なく、他社へ資料を送ることはありません。売り出し中の家の販売状況を駆け込み寺に相談する