新潟県内で、空き家を狙った侵入窃盗事件が急増しているという報道がありました。報道によると、2026年3月から5月26日までに新潟県内で確認された空き家を狙った侵入窃盗事件は約80件。前年の同じ時期と比べて2.7倍に増えているとされています。空き家は、街の治安を悪化させる要因になるとも言われています。人が住んでいない家は、外から見ても分かりやすく、管理が行き届いていない場合には、侵入や窃盗の対象になりやすくなります。相続した実家。親が施設に入った後の自宅。遠方に住んでいて管理できない家。売るかどうか決められず、そのままになっている空き家。こうした不動産は、防犯面から見ても、早めに状況を整理することが大切です。この記事では、新潟県内で増えている空き家を狙った侵入窃盗の報道をもとに、相続した実家や空き家を放置しないために確認したいポイントを解説します。目次新潟県内で空き家を狙った侵入窃盗が増えているなぜ空き家は狙われやすいのか警察が呼びかける防犯の3つのポイント空き家に現金や貴重品を置かない草取りや郵便物の回収は防犯にもつながる施錠と防犯機器の活用が重要相続した実家を放置すると防犯以外のリスクもある売る・貸す・管理する・解体する、早めに選択肢を整理するにいがた不動産売却の駆け込み寺の考え方まとめ1. 新潟県内で空き家を狙った侵入窃盗が増えている新潟県内では、空き家を狙った侵入窃盗事件が増えていると報道されています。2026年3月から5月26日までに確認された件数は約80件。前年同時期の約30件から、2.7倍に増えているとされています。空き家の増加は、単なる不動産の問題ではありません。誰も住んでいない家が増えると、地域の見た目や治安、防犯、近隣住民の不安にもつながります。所有者にとっては「今は使っていない家」でも、周囲から見ると、管理されていない空き家は不安材料になることがあります。2. なぜ空き家は狙われやすいのか空き家が狙われやすい理由は、外から見て「人が住んでいない」と分かりやすいことです。たとえば、郵便物がたまっている草木が伸びている雨戸やカーテンが閉まりっぱなし夜になっても明かりがつかない車の出入りがない雪や落ち葉が放置されている外壁や窓の破損がそのままになっているこうした状態は、空き家であることを周囲に知らせているようなものです。侵入する側から見れば、人が戻ってくる可能性が低く、見つかりにくいと判断されることがあります。特に相続した実家や、遠方に住んでいて管理できない空き家は、定期的な確認が難しく、異変に気づくのが遅れることがあります。3. 警察が呼びかける防犯の3つのポイント報道では、新潟県警が空き家の防犯ポイントとして、次の3つを挙げています。空き家には現金や貴重品を置かない定期的に空き家周辺の草取りや郵便物の回収を行う貴重品などがなくても鍵かけを徹底し、防犯機器を活用するこれらは基本的な対策ですが、空き家を管理するうえで非常に重要です。「誰も住んでいないから大丈夫」ではなく、誰も住んでいないからこそ、防犯対策が必要になります。4. 空き家に現金や貴重品を置かない空き家には、現金や貴重品を置かないことが大切です。相続した実家の場合、片付けが終わっていないまま、家財や思い出の品、古い金庫、通帳、印鑑、貴金属などが残されていることがあります。所有者本人は「価値のあるものはない」と思っていても、侵入されれば室内を荒らされる可能性があります。また、現金や貴重品がなかったとしても、侵入されたこと自体が大きな問題です。窓ガラスを割られる。鍵を壊される。室内を荒らされる。近隣に不安を与える。警察対応や修繕が必要になる。こうした負担は、結果的に所有者へ返ってきます。相続した実家に荷物が残っている場合は、売却するかどうかを決める前でも、まず貴重品や重要書類の確認から始めることが大切です。5. 草取りや郵便物の回収は防犯にもつながる草木が伸びたままの家や、郵便物がたまっている家は、空き家であることが分かりやすくなります。防犯面では、定期的な草取りや郵便物の回収が重要です。これは、単なる見た目の問題ではありません。きちんと管理されている様子があるだけで、侵入されにくくなる可能性があります。逆に、庭木が道路や隣地にはみ出している雑草が伸び放題になっているポストに郵便物やチラシがたまっている玄関周りが荒れている雨樋や外壁の破損が放置されているという状態は、防犯上も近隣対応上もよくありません。遠方に住んでいる場合は、自分で定期的に管理するのが難しいこともあります。その場合は、管理を依頼する、売却を検討する、家族で対応を決めるなど、早めに方針を考える必要があります。6. 施錠と防犯機器の活用が重要空き家であっても、施錠は徹底する必要があります。玄関だけでなく、勝手口、窓、物置、車庫なども確認しましょう。古い家では、窓の鍵が壊れていたり、勝手口の施錠が甘かったりすることがあります。また、報道では防犯機器の活用も呼びかけられています。たとえば、人感センサーライト防犯カメラドア開閉検知窓の補助錠防犯砂利スマートカメラ見守りサービスなどが考えられます。ただし、防犯機器を設置すればすべて解決するわけではありません。建物の状態が悪い場合や、今後使う予定がない場合は、防犯対策を続けるよりも、売却や解体などの出口を検討した方がよいケースもあります。7. 相続した実家を放置すると防犯以外のリスクもある空き家を放置するリスクは、防犯だけではありません。建物の劣化人が住まない家は、換気や通水がされにくく、湿気やカビ、雨漏り、シロアリ、配管劣化などが進みやすくなります。近隣トラブル草木の越境、瓦や外壁の落下、害虫や動物の侵入、雪や台風後の破損などにより、近隣から苦情が入ることがあります。売却価格への影響建物の状態が悪化すると、売却価格や売却期間に影響することがあります。古家付きで売れる場合もありますが、状態が悪いほど、買主から解体費用を見込んだ価格交渉を受けやすくなります。管理不全空家・特定空家のリスク空き家の状態が悪くなると、行政から指導や勧告の対象になる可能性があります。管理不全空家や特定空家として勧告を受けると、固定資産税等の住宅用地特例の対象から外れる場合があります。つまり、空き家を放置することは、防犯面だけでなく、費用や税金、売却にも影響する可能性があります。8. 売る・貸す・管理する・解体する、早めに選択肢を整理する空き家への侵入窃盗が増えているというニュースは、所有者にとって他人事ではありません。今後使う予定があるのか。誰かが住む予定があるのか。賃貸に出せる状態なのか。売却した方がよいのか。解体した方がよいのか。管理を続けるのか。こうした選択肢を早めに整理することが大切です。特に相続した実家の場合、家族の思い出や相続人同士の意向もあり、すぐに判断しにくいことがあります。しかし、判断を先送りにしている間にも、建物は劣化し、防犯リスクは高まり、管理負担は続きます。「まだ売るか決めていない」という段階でも、まずは不動産の状態を確認し、どのような選択肢があるのかを知ることが大切です。9. にいがた不動産売却の駆け込み寺の考え方にいがた不動産売却の駆け込み寺では、相続した実家や空き家について、売る前提ではなく、まず状況を整理するところからご相談を受け付けています。空き家を売るべきか。防犯対策をしながら管理を続けるべきか。賃貸として貸せる可能性はあるのか。家財が残ったままでも相談できるのか。解体した方がよいのか。仲介と買取のどちらが合うのか。こうした段階でもご相談いただけます。空き家の防犯リスクが気になっている方、遠方に住んでいて新潟の実家を管理できない方、相続した家をどうするべきか迷っている方は、まず現状を整理することから始めてみてください。10. まとめ新潟県内では、空き家を狙った侵入窃盗事件が増えていると報道されています。空き家は、人が住んでいないことが分かりやすく、管理が行き届いていない場合には侵入や窃盗の対象になりやすくなります。空き家を放置しないためには、現金や貴重品を置かない草取りや郵便物の回収を定期的に行う鍵かけを徹底する防犯機器を活用する建物の状態を確認する売却、賃貸、管理、解体などの選択肢を整理することが大切です。相続した実家や空き家は、防犯面から見ても、早めに対応を考える必要があります。「まだ売るか決めていない」という段階でも、まずは放置せず、現在の状態と今後の選択肢を確認してみてください。この記事の執筆・運営この記事は、にいがた不動産売却の駆け込み寺を運営する株式会社新潟リアルティが作成しています。新潟市を中心に、不動産売買、売却相談、相続不動産、空き家、住み替え、賃貸、管理、不動産活用のご相談に対応しています。執筆・運営:株式会社新潟リアルティ代表者:代表取締役 五十嵐 武尚相談窓口:にいがた不動産売却の駆け込み寺対応エリア:新潟市を中心とした新潟県内